絶対取りに行かなくてはならない薬とそうでない薬;眼科バージョン
新型コロナウイルスのための全国一斉休校から1週間が経過しました。
学会も勉強会も軒並みキャンセル。
週末、ちょっと用事があり、東京駅で乗り換えたけど、真夜中みたいに空いてました。
飲食店も閑古鳥。
だけど、学校を休みにしても、平日の通勤電車は、時間帯と路線によってはたくさん人が乗ってるのもあるし、オフィス街近くのお店は、普段ほどでないと言ってもお客さんはそれなりに入ってます。
これって片手落ちじゃないのかな?とちょっと思わないでもないけど・・・でも、今ここでそれ言っても仕方ないですからね。粛々と自分にできる予防策を取りましょう。
お店はガラガラだけど、病院の待合室には今日もたくさんの患者さんがいました。
中には、「目が疲れるんです。疲れ目の目薬ください」「白内障の予防薬がなくなりそう」と言って来院されるお年寄りもいたりしますが、年配の方はウイルス感染すると重篤化するので気をつけて欲しいと思います。
年配の方だけでなく若い人も、混んだ病院の待合室に長時間いるのは、感染予防という点からもあまりお勧めしません。
というわけで、すぐもらいに行かなくてはならない薬と、そうでない薬をまとめてみました。
目薬(眼科)バージョンです。(内服薬ではありませんので、ご注意を!)
なくなってもすぐもらいに行かなくても良いものは、
- 白内障の予防薬
- 疲れ目の薬
- 涙目の薬
これらの薬は、別に数週間〜数ヶ月つけなくても、そんなに変わりません。今回の新型コロナウイルス 騒ぎが落ち着いてからでも大丈夫です。(なんならずっとつけなくても・・・?!)
ついでに言うと、疲れ目とか涙目というのは、何かそれなりの原因があってなるものなので、目薬で直せるものじゃないのです。原因の方を直さないで目薬をつけても焼け石に水。
白内障は残念ながら薬じゃ解決しません。手術をしなくては直りません。
市販薬で代用可能なものは、
- 花粉症など、比較的軽いアレルギー性結膜炎の薬
- 軽いドライアイの薬
これらの薬は、病院が混んでいて何時間も待たなくてはならないようなら、ドラッグストアで購入しても大丈夫です。ただし、軽い人だけです。重症で痛みを伴うような人は、自己判断せず病院で相談してください。
なくなったらいけないもの(都度眼科に行って欲しいもの)
- 眼圧の薬(緑内障)
- 重症アレルギー(アトピーとか春季カタルとか)の薬
- 手術をして日が浅いときの術後の薬
- ステロイド薬や抗生物質など
当たり前ですが、何か病気があって治療をしている人の薬は途切れてはいけない場合が多いし、症状を見て増減していたりするので、自己判断せずにかかりつけの先生に聞いてください。
普段病院に行っているけど薬が切れてしまったような場合には、すぐ取りに行った方が良いかどうか、まず電話して聞いてみるのも良いと思います。
他にも、何か抜けているものもあるかもしれませんが、とりあえず思いつくものを書いて見ました。
少しでもご参考になれば幸いです。